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骨を貪り食う者”ゾンビワーム”とは?

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はじめに

海底に沈んだ生物の死骸は、他の色々な生物に食べられて自然に還っていきます。

 

肉は貝やカニに食べられてすぐなくなってしまうのですが、それだけでは骨が残ってしまいます。

しかし、海の底に潜ってみても生物の骨ってなかなか落ちてないですよね。

 

実は、残った骨は蠕虫(ぜんちゅう)の一種である”オセダックス“と呼ばれる海洋虫によって食べられているのです。

 

ゾンビワーム2

 

このオセダックス、ラテン語で「骨を貪り食う者」という意味を持っています。

 

 

そもそも蠕虫(ぜんちゅう)って何?

“蠕虫(ぜんちゅう)”とは、体が細長く蠕動により移動する虫の総称です。つまりは、ミミズや寄生虫のような生物ですね。

 

 

ゾンビワームとも呼ばれるオセダックスとは?

上でも書いた通り、オセダックスという言葉はラテン語で「骨を貪り食う者」という意味を持ちます。なので、通称ゾンビワームと呼ばれています。

その名の通り生物の骨を食べて生きている生き物で、特にクジラの骨などを食べることで有名です。

 

とはいっても、実はこのゾンビワーム、固い骨を食べているわけではないんです。

骨が溶けるときに出る脂肪分をエネルギーに変えることができるバクテリアと共生しているので、これを利用して骨から栄養を摂取しているのです。

これが傍から見ると、骨を食べているように見えるんですね。

 

骨というのは、時間が経つと脂肪分が全部抜けてしまいカラッカラの石灰質になってしまいます。

なので、そうなる前にゾンビワームは次のオアシス(骨)を求めて移動しなければいけません。

どうやって広大な海の中から骨を見つけ出しているのかは謎ですが、今までこの方法で生き残ってきてるってすごいですよね。

 

 

“ゾンビワーム”暖かな海域での新種発見!

ゾンビワームは今までの研究では、冷たい海域にのみ生息すると考えられていました。

2002年に初めて発見されて以来、約20種類が確認されており、そのどれもが非常に冷たい海(-1~15℃)での発見でした。

 

ところが先日、ゾンビワームの新種が地中海の暖かな海域で発見されたのです。これによって、今までの考えが覆されました。

どのような海域にでも生息している可能性があるのです。

 

 

さいごに

以上が、クジラなどの骨を食べて生きている”ゾンビワーム”についてとなります。

 

見た目は気持ち悪いですが、こいつがいないと海の中は生物の骨だらけになってしまいます。非常に役に立っているイイ奴らなのです。

食料の骨となるクジラなどが絶滅してしまうとこいつらも一緒に絶滅せざるを得ないので、できるだけクジラなどを守っていきたいですね。

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